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古道具店で座った椅子、立つと消えると店員が言う ・ AI BunCho 公式

第2話第2話:映像脚本・カット割り台本

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2026/10/29 公開・1,374字

【公式映像脚本】『古道具店で座った椅子、立つと消えると店員が言う』

キャッチコピー:立ったら消える?

■ 登場人物

・斎藤 由美(椅子の座り心地を試した古道具店の客。)

・前田 志津(古道具店の案内係。椅子の力を知っている。)

■ 本編カット割り台本

【シーン 1】

◆ s01(4秒)

 ト書き:由美は椅子の座面に座ったまま、立ちかけた上体を止める。帰りたいのに、志津の説明が怖くて立てない。志津は戸口側の画面外。

 テロップ:[立ったら消える?]

 斎藤 由美「帰りたい。立ったら消えるの?」

◆ s02(5秒)

 ト書き:戸口の手前に立つ志津が、席を代われば帰れると静かに申し出る。名前と関係、場所と時刻を字幕で示す。

 テロップ:[夜・古道具店 / 客の斎藤由美/店員の前田志津]

 テロップ:[前田 志津]

 前田 志津「私が代わりに座れば、帰れます。」

◆ s03(5秒)

 ト書き:椅子に座る由美が、そもそも志津に座るよう勧められたことを確かめる。上体を起こすが座面からは離れない。

 斎藤 由美「座って試してって言ったの、あなたよ。」

◆ s04(5秒)

 ト書き:戸口へ体を向けて歩き始めようとした志津が、座っている由美の「そこで待って」でぴたりと止まる。目が開き、口を閉じたまま体が固まる。命令の力の伏線。

 斎藤 由美(声)「そこで待って。」

◆ s05(5秒)

 ト書き:止まった位置の志津が由美に顔を向けたまま、独りが嫌だと話す。由美は帰れるという約束を信じて席を代わると自分で決め、志津に近づくよう頼む。

 前田 志津「私、独りは嫌なんです。」

 斎藤 由美(声)「帰れるなら、代わる。こっちに来て。」

◆ s06(5秒)

 ト書き:志津が画面左の戸口側から椅子の脇へ来る。由美が右へ立ち上がり、その空いた椅子に志津が座る、ひと続きの席の交代。終わりには志津が中央左に着席し、由美が右に立っている。

◆ s07(5秒)

 ト書き:椅子の右に立つ由美は、消えていない自分に安堵する。しかし画面外で座る志津が、消える話は嘘だと認める。由美の笑みにはならない安堵が驚きに変わる。

 斎藤 由美「立てた……消えない!」

 前田 志津(声)「消えるなんて、嘘ですよ。」

◆ s08(5秒)

 ト書き:椅子に座った志津が、右に立つ由美へ止まるよう命じる。志津の顔は平静で、先ほど戸口で止まった自分をなぞる言い方をする。

 前田 志津「今度は、あなたが止まって。」

◆ s09(5秒)

 ト書き:感動の山: 怖さ。由美の体が志津の命令で停止し、目だけが大きく開く。志津の決め台詞で椅子の本当の力を言い切る。台詞後は口を閉じた恐怖顔を残す。

 前田 志津(声)「今度は、私の命令でしか動けない。」

◆ s10(5秒)

 ト書き:椅子に座り続ける志津が、由美に部屋から出ることを禁じる。独りが嫌だという前半の言葉が、監禁の目的だったと分かる。

 前田 志津「ここから出ないで。」

◆ s11(5秒)

 ト書き:右に立った由美は、左の開いた戸口を見て帰ろうとするが、足を踏み出せない。顔も体も志津側を向いたまま、帰れない結果を言葉にする。最後まで足は床から離れない。

 斎藤 由美「帰りたいのに、足が動かない。」

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