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『嘘つきは選ばれない』第2話「泥棒にされた朝、ルールで逆転」 ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/23 公開・1,014字・👁️ 5 閲覧

『嘘つきは選ばれない』第2話「泥棒にされた朝、ルールで逆転』

——合宿2日目の朝

────────────────────────

合宿2日目の朝、第1レッスン室。シエナがアイヴィの練習バッグから銀のブレスレットを引き抜き、高く掲げて叫ぶ。

シエナ・ヴァンス「泥棒! 私のブレスレット、あなたのバッグに入ってた!」

アイヴィ・シンクレア「……そんなの、見たこともない」

騒ぎを聞いたダンストレーナーのダナ・レイエスが入ってくる。シエナはアイヴィを指差して訴え、アイヴィは首を横に振る。

ダナ・レイエス「何の騒ぎ?」

シエナ・ヴァンス「レイエス先生、アイヴィが私のブレスレットを盗んだんです」

アイヴィ・シンクレア「盗んでいません」

ノラが勇気を出して割って入る。その後ろで、シエナの取り巻きのジェイド・モレノが目を伏せ、手の中の小さなメモを握りしめる。

ノラ・ベル「アイヴィは、そんなことしない!」

アイヴィがレイエスに向き直り、合宿ルールを確かめる。レイエスはルールをそのまま読み上げる。

アイヴィ・シンクレア「先生。合宿ルールに、アクセサリーのことがありましたよね」

ダナ・レイエス「アクセサリーの持ち込み禁止。それが何?」

アイヴィがシエナの手のブレスレットを見つめて言い切る。自分で「私のブレスレット」と言った以上、違反しているのはシエナの方。シエナの顔から血の気が引く。

アイヴィ・シンクレア「さっき「私のブレスレット」って言ったよね」

アイヴィ・シンクレア「持ち込んだのは、あなた。違反してるのも、あなた」

レイエスがシエナの手からブレスレットを取り上げて没収する。シエナはしどろもどろになる。

シエナ・ヴァンス「ち、違う、今のは……」

ダナ・レイエス「シエナ、これは没収。今日のセンターから外します」

レイエスがアイヴィを指名する。今日のセンターはアイヴィ。ノラがアイヴィの隣へ駆け寄って手を取る。

ダナ・レイエス「今日のセンターは、アイヴィ」

ノラ・ベル「アイヴィ、すごい!」

レッスン後、宿舎の廊下。すれ違いざまにジェイドがアイヴィの手に折りたたんだメモを押し込み、足早に去る。アイヴィがメモを開く。

ジェイド・モレノ「……ごめん」

同じ頃、スタッフ控室。合宿マネージャーのグラント・マーサーが、スマホで誰かに頭を下げている。

グラント・マーサー「ヴァンス会長、ご安心を。お嬢さんは必ずデビューさせます」

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