【公式映像脚本】『嘘つきは選ばれない』第2話「泥棒にされた朝、ルールで逆転』
キャッチコピー:合宿2日目の朝
■ 登場人物
・アイヴィ・シンクレア(主人公。20歳。昼は介護施設で働きながら歌を続けてきた候補生。人の表情と嘘によく気づき、合宿支給のカメラで毎日練習を撮っている。 / Lead, 20. Sang while working day shifts at a care home; notices faces and lies; films every practice on the issued camera.)
・ノラ・ベル(18歳。アイヴィの相部屋の候補生。気弱だが合宿一の歌唱力と記憶力を持つ。 / 18, Ivy's roommate. Shy, but the best voice and memory in camp.)
・シエナ・ヴァンス(21歳。合宿の女王気取りの候補生。大口スポンサーの娘で、取り巻きを使って他人を陥れる。 / 21, self-crowned queen of camp, the main sponsor's daughter; uses her followers to bring others down.)
・ジェイド・モレノ(19歳。シエナの取り巻き。命令に逆らえずにいるが、罪悪感から少しずつアイヴィの味方になる。 / 19, Sienna's follower who slowly turns to Ivy's side out of guilt.)
・ダナ・レイエス(34歳。合宿のダンストレーナー。厳しいが公平。 / 34, the camp dance coach. Strict but fair.)
・グラント・マーサー(39歳。合宿マネージャー。スポンサーのヴァンス会長と通じ、投票と結果を操作する黒幕。 / 39, camp manager secretly working for sponsor Chairman Vance, rigging votes and results.)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(5秒)
ト書き:合宿2日目の朝、第1レッスン室。シエナがアイヴィの練習バッグから銀のブレスレットを引き抜き、高く掲げて叫ぶ。
テロップ:[合宿2日目の朝]
シエナ・ヴァンス「泥棒! 私のブレスレット、あなたのバッグに入ってた!」
アイヴィ・シンクレア「……そんなの、見たこともない」
◆ s02(6秒)
ト書き:騒ぎを聞いたダンストレーナーのダナ・レイエスが入ってくる。シエナはアイヴィを指差して訴え、アイヴィは首を横に振る。
ダナ・レイエス「何の騒ぎ?」
シエナ・ヴァンス「レイエス先生、アイヴィが私のブレスレットを盗んだんです」
アイヴィ・シンクレア「盗んでいません」
◆ s03(6秒)
ト書き:ノラが勇気を出して割って入る。その後ろで、シエナの取り巻きのジェイド・モレノが目を伏せ、手の中の小さなメモを握りしめる。
ノラ・ベル「アイヴィは、そんなことしない!」
◆ s04(6.5秒)
ト書き:アイヴィがレイエスに向き直り、合宿ルールを確かめる。レイエスはルールをそのまま読み上げる。
アイヴィ・シンクレア「先生。合宿ルールに、アクセサリーのことがありましたよね」
ダナ・レイエス「アクセサリーの持ち込み禁止。それが何?」
◆ s05(7秒)
ト書き:アイヴィがシエナの手のブレスレットを見つめて言い切る。自分で「私のブレスレット」と言った以上、違反しているのはシエナの方。シエナの顔から血の気が引く。
アイヴィ・シンクレア「さっき「私のブレスレット」って言ったよね」
アイヴィ・シンクレア「持ち込んだのは、あなた。違反してるのも、あなた」
◆ s06(6.5秒)
ト書き:レイエスがシエナの手からブレスレットを取り上げて没収する。シエナはしどろもどろになる。
シエナ・ヴァンス「ち、違う、今のは……」
ダナ・レイエス「シエナ、これは没収。今日のセンターから外します」
◆ s07(6.5秒)
ト書き:レイエスがアイヴィを指名する。今日のセンターはアイヴィ。ノラがアイヴィの隣へ駆け寄って手を取る。
ダナ・レイエス「今日のセンターは、アイヴィ」
ノラ・ベル「アイヴィ、すごい!」
◆ s08(7秒)
ト書き:レッスン後、宿舎の廊下。すれ違いざまにジェイドがアイヴィの手に折りたたんだメモを押し込み、足早に去る。アイヴィがメモを開く。
テロップ:[メモ「バッグに入れたのは私。シエナの後ろに、大人がいる」]
ジェイド・モレノ「……ごめん」
◆ s09(6秒)
ト書き:同じ頃、スタッフ控室。合宿マネージャーのグラント・マーサーが、スマホで誰かに頭を下げている。
テロップ:[同じ頃 スタッフ控室]
テロップ:[次回「切られたマイク」]
グラント・マーサー「ヴァンス会長、ご安心を。お嬢さんは必ずデビューさせます」