【公式映像脚本】『結婚相談所で紹介された相手は、私の夫だった』
キャッチコピー:会話のなくなった結婚七年目。クリスマスまでにもう一度ときめきたくて、玲はこっそり結婚相談所に登録した。お見合いの席に現れたのは、夫・直樹。しかも夫は、三か月も前から登録していた。
■ あらすじ
会話のなくなった結婚七年目。クリスマスまでにもう一度ときめきたくて、玲はこっそり結婚相談所に登録した。お見合いの席に現れたのは、夫・直樹。しかも夫は、三か月も前から登録していた。
■ 登場人物
・高原 玲(lead / 結婚七年目の妻)
・高原 直樹(lead / 玲の夫。無口な設計士)
・神崎(support / 結婚相談所の担当者)
■ チャプター構成
[00:00] お見合いの席
[00:21] 三か月前から
[00:31] 今夜9時
[00:49] 理想の相手
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(2秒)
ト書き:ラウンジ。笑顔で顔を上げた玲が、そのまま固まる。
テロップ:[結婚相談所で紹介された相手は——]
◆ s02(2.5秒)
ト書き:花束を持った直樹が立ち尽くす。
テロップ:[私の夫だった。]
高原 直樹「……玲?」
◆ s03(2.5秒)
ト書き:題字は合成。
テロップ:[結婚相談所で紹介された相手は、私の夫だった]
【シーン 2】
◆ s04(5.5秒)
ト書き:一週間前。夜の食卓で一人で食べる玲。向かいの皿は空。寂しさに慣れてしまった顔。
テロップ:[一週間前]
高原 玲(声)「結婚七年目。夫婦あるある。最後に話したのが、いつか思い出せない。」
◆ s05(6秒)
ト書き:玲がスマホを見つめる (画面は見せない)。
高原 玲(声)「クリスマスまでに、もう一度ときめきたくて。こっそり結婚相談所に登録した。」
◆ s06(3秒)
ト書き:ラウンジ。直樹が玲の唇のコーヒーを親指でぬぐい、顔が近づいて二人とも固まる。
高原 玲「はじめまして……じゃ、ないわよね。」
【シーン 3】
◆ s07(3秒)
ト書き:相談所の個室。担当の神崎が書類をめくる。
神崎「ご主人は、三か月前からご登録です。」
◆ s08(3秒)
ト書き:玲の顔がこわばる。
高原 玲(声)「私より、ずっと先に。」
◆ s09(4秒)
ト書き:玲が笑ってみせるが、声が震える。
高原 玲「先に別れたかったのは、あの人の方だったのね。」
【シーン 4】
◆ s10(6秒)
ト書き:神崎が規則を告げる。
神崎「ご夫婦で別々に登録、実はあるあるです。お見合いのお返事は、今夜9時までに。」
◆ s11(3秒)
ト書き:夜の食卓。8時50分。玲が断りの返事を打ちかけて止まる。
テロップ:[21時まで あと10分]
高原 玲「……どうして、今さら?」
◆ s11b(5秒)
ト書き:玲が唇をかむ。
高原 玲(声)「断られる前に、私から断る。もう、泣かない。」
◆ s12(3.5秒)
ト書き:食卓に置かれた封筒。神崎からの、夫のプロフィール。
高原 玲(声)「担当さんが渡してくれた、夫のプロフィール。」
【シーン 5】
◆ s13(3秒)
ト書き:玲が読む、理想の相手の欄。
テロップ:[理想の相手:妻。できれば、七年前の妻と、もう一度。]
◆ s14(4秒)
ト書き:玲が口を押さえて笑い泣きする。
高原 玲(声)「夫は、私ともう一度始めるために登録していた。」
◆ s14b(2.5秒)
ト書き:21時ちょうど。玄関のチャイム。
テロップ:[21:00]
◆ s15(3秒)
ト書き:玄関の扉が開き、花束を持った直樹が立っている。
高原 直樹「返事、聞きに来た。」
◆ s15b(5秒)
ト書き:直樹が玲を玄関の壁に追い詰め、壁に手をつく。七年ぶりの近さ。
高原 直樹「七年分、口説きに来た。断るなよ。」
◆ s16(3秒)
ト書き:玲が自分のスマホを差し出す。
テロップ:[理想の相手:夫。]
高原 玲「……私の、理想の相手の欄も見る?」
◆ s17(4秒)
ト書き:玄関。花束をつぶしながら、七年ぶりのキス。
テロップ:[理想の相手の欄に、お互いの名前があった。]
高原 直樹(声)「……好きだ。交際、お願いします。」