【公式映像脚本】『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第15話「誰が家族を殺している?』
キャッチコピー:『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第15話「誰が家族を殺している?」
■ 登場人物
・医師ダヴリニー(ヴィルフォール家の主治医。)
・ヴィルフォール(検事総長)(1838年。パリの検事総長となったヴィルフォール。)
・従僕(ヴィルフォール家の従僕。)
・老僕バロワ(ノワルティエに仕える老僕。)
・ノワルティエ(ヴィルフォールの父。元ナポレオン派。体が麻痺し、目だけで意思を伝える。孫娘ヴァランティーヌの味方。)
・エロイーズ(ヴィルフォールの後妻。息子エドゥアールに遺産を残すため、毒を使う。)
・マクシミリアン(船主モレルの息子。騎兵大尉。ヴァランティーヌの恋人。)
・ヴァランティーヌ(ヴィルフォールの娘(前妻の子)。マクシミリアンの恋人。祖父ノワルティエに愛される。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(5.3秒)
ト書き:医師の険しい表情をクローズアップ。家で連続死が起きている不穏さを示すフック。(この話「誰が家族を殺している?」の冒頭)。
医師ダヴリニー「この家では、誰かが人を殺しています。」
◆ s02(5.6秒)
ト書き:使用人が駆け込み、侯爵夫人が倒れたと告げる。ヴィルフォールが応接間で応じる。
テロップ:[その少し前]
従僕「サン・メラン侯爵夫人が倒れました!」
◆ s03(6.4秒)
ト書き:黒い喪服の医師が、主人に続いて夫人まで死んだのは不自然だと告げる。
医師ダヴリニー「ご主人に続いて奥様まで……不自然です。」
◆ s04(3.5秒)
ト書き:ヴィルフォールが鋭く問い返す。聞き手である医師の反応も入る。
ヴィルフォール(検事総長)「何が言いたい?」
◆ s05(3.9秒)
ト書き:医師が毒物の可能性を口にする。ヴィルフォールの反応を挟む。
医師ダヴリニー「毒物を疑っています。」
◆ s06(4.8秒)
ト書き:ヴィルフォールが信じられないと反論する。家中に犯人がいるというのか、と。
ヴィルフォール(検事総長)「馬鹿な。家の中に犯人がいると?」
◆ s07(3.7秒)
ト書き:医師が静かに可能性はあると答える。
医師ダヴリニー「可能性があります。」
◆ s08(3.7秒)
ト書き:別室でノワルティエの世話をする老僕バロワが突然苦しみ始める。
◆ s09(3.7秒)
ト書き:バロワが倒れる。こぼれた飲み物が危険を示す。
◆ s10(6.4秒)
ト書き:医師が、この飲み物は本来ノワルティエのものだったと気づく。
医師ダヴリニー「この飲み物は、ノワルティエ氏のものだったはず……。あの方は治療で少量の薬に慣れているが、バロワには致命的だ。」
◆ s11(6.4秒)
ト書き:少量の薬に慣れたノワルティエと違い、他の者には致命的だと医師が告げる。
◆ s12(4.4秒)
ト書き:父が狙われたのかとヴィルフォールが問う。遠くでエロイーズが様子をうかがう。
ヴィルフォール(検事総長)「では父が狙われたのか?」
◆ s13(4.6秒)
ト書き:庭でマクシミリアンがヴァランティーヌを抱きしめ、家を出ようと促す。
マクシミリアン「もうこの家から出よう。」
◆ s14(5.5秒)
ト書き:ヴァランティーヌが祖父を置いていけないと拒む。
ヴァランティーヌ「祖父を置いてはいけないわ。」
◆ s15(5.8秒)
ト書き:窓際からエロイーズが二人を見下ろし、次はあの娘だとつぶやく。
エロイーズ(声)「……次は、あの娘ね。」
◆ s16(5.8秒)
ト書き:ヴァランティーヌの部屋の飲み物に、静かに女の手が近づく。