『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第15話「誰が家族を殺している?』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第15話「誰が家族を殺している?
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家で連続死が起きている不穏さを示すフック。(この話「誰が家族を殺している?」の冒頭)。
医師ダヴリニー「この家では、誰かが人を殺しています。」
使用人が駆け込み、侯爵夫人が倒れたと告げる。ヴィルフォールが応接間で応じる。
従僕「サン・メラン侯爵夫人が倒れました!」
黒い喪服の医師が、主人に続いて夫人まで死んだのは不自然だと告げる。
医師ダヴリニー「ご主人に続いて奥様まで……不自然です。」
ヴィルフォールが鋭く問い返す。聞き手である医師の反応も入る。
ヴィルフォール(検事総長)「何が言いたい?」
医師が毒物の可能性を口にする。ヴィルフォールの反応を挟む。
医師ダヴリニー「毒物を疑っています。」
ヴィルフォールが信じられないと反論する。家中に犯人がいるというのか、と。
ヴィルフォール(検事総長)「馬鹿な。家の中に犯人がいると?」
医師が静かに可能性はあると答える。
医師ダヴリニー「可能性があります。」
別室でノワルティエの世話をする老僕バロワが突然苦しみ始める。
バロワが倒れる。こぼれた飲み物が危険を示す。
医師が、この飲み物は本来ノワルティエのものだったと気づく。
医師ダヴリニー「この飲み物は、ノワルティエ氏のものだったはず……。あの方は治療で少量の薬に慣れているが、バロワには致命的だ。」
少量の薬に慣れたノワルティエと違い、他の者には致命的だと医師が告げる。
父が狙われたのかとヴィルフォールが問う。遠くでエロイーズが様子をうかがう。
ヴィルフォール(検事総長)「では父が狙われたのか?」
庭でマクシミリアンがヴァランティーヌを抱きしめ、家を出ようと促す。
マクシミリアン「もうこの家から出よう。」
ヴァランティーヌが祖父を置いていけないと拒む。
ヴァランティーヌ「祖父を置いてはいけないわ。」
窓際からエロイーズが二人を見下ろし、次はあの娘だとつぶやく。
エロイーズの声が響いた。「……次は、あの娘ね。」
ヴァランティーヌの部屋の飲み物に、静かに女の手が近づく。