【公式映像脚本】『泣くと話を終える彼が、結婚の話で泣き出した』
キャッチコピー:泣いたら終わり?
■ 登場人物
・宮本 千夏(孝介と結婚の話をしたい主人公。)
・江口 孝介(拒絶される恐れから、涙が出る会話を終えてきた恋人。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:夜の居間。左の椅子に座る千夏が、右の画面外にいる恋人を見つめ、涙をこらえながら、結婚の話を最後まで聞いてほしいと頼む。
テロップ:[泣いたら終わり?]
テロップ:[孝介の恋人・宮本千夏]
宮本 千夏「結婚の話、泣いても最後まで聞いて。」
◆ s02(5秒)
ト書き:右の椅子に座る孝介が、左の画面外の千夏を見て、自分の決まりを告げる。
テロップ:[千夏の恋人・江口孝介]
江口 孝介「泣いたら話は終わり。ケンカになるから。」
◆ s03(5秒)
ト書き:千夏は左の椅子に座ったまま、別れたいのではなく、泣いても二人で決めたいと伝える。
宮本 千夏「別れたいんじゃない。泣いても二人で決めたい。」
◆ s04(5秒)
ト書き:孝介は左の千夏から目をそらさず、涙を見ると話せなくなるとこぼす。
江口 孝介「泣かれると、何も言えなくなる。」
◆ s05(5秒)
ト書き:画面外の千夏が今のままでは結婚できないと告げる。右の椅子の孝介は涙をため、やがて泣き出す。
宮本 千夏(声)「このままなら、結婚はできない。」
◆ s06(5秒)
ト書き:千夏は右の孝介の涙を見て、同じ決まりを返し、左の椅子から立つ。カットの最後には完全に立っている。
宮本 千夏「泣いたね。その決まりなら、今日は終わり。」
◆ s07(5秒)
ト書き:涙の残る孝介が、左に立つ千夏を見上げ、自分が与えていた苦しさを認める。
江口 孝介「こんなふうに、話せなくしてたんだな。」
◆ s08(5秒)
ト書き:孝介は左上の千夏を見つめたまま、涙から逃げていた理由を短く明かす。
江口 孝介「泣かれると、嫌われた気がして怖かった。」
◆ s09(5秒)
ト書き:千夏は左の椅子の横から、右の画面外に座る孝介の近くへ静かに歩み寄る。画面外の孝介が「じゃあ、俺たちは終わり?」と尋ねる。千夏は口を閉じたまま、彼の左側で止まって見下ろす。
江口 孝介(声)「じゃあ、俺たちは終わり?」
◆ s10(5秒)
ト書き:感動の山。孝介のすぐ左に立つ千夏が、彼を見下ろして涙を流す。「今日は終わり」と返したのは対話を終えるためではなく、その決まりを終えるためだったと伝える。台詞のあと一秒以上、口を閉じたまま彼を見つめる。
宮本 千夏「話じゃなく、決まりを終えたい。」
◆ s11(5秒)
ト書き:孝介は涙の残る顔で千夏を見て、話を聞くと答えながら右の椅子から立つ。カットの最後には左の千夏と向き合って立っている。
江口 孝介「結婚の話、最後まで聞かせて。」
◆ s12(5秒)
ト書き:左の千夏が右の孝介を抱きしめる。孝介は背中側を見せ、顔が大きく映るのは千夏だけ。涙の残る千夏の目が優しく緩み、抱き合った状態で閉じる。