『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第20話「私の息子を殺さないで』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第20話「私の息子を殺さないで
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メルセデスが伯爵の前にひざまずき、息子の命を乞う衝撃のフック(この話「私の息子を殺さないで」の冒頭)。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「息子を殺さないで!」
伯爵の私室。決闘はアルベール自身が望んだことだと告げる。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「決闘はアルベール自身が望んだことです。」
「あなたなら勝ってしまう」
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「あなたなら勝ってしまう!」
モンテ・クリスト伯(エドモン)「……。」
メルセデスが「あの子に罪はない」と懇願する。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「お願い。あの子に罪はないの。」
伯爵が「あなたは私を誰だと思っている?」と問い返す。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「あなたは私を誰だと思っている?」
若き日の回想。メルセデスは最初から正体を疑っていたと明かす。
メルセデス「最初から分かっていたわ。」
メルセデスが「エドモン……」と呼び、伯爵の表情が揺れる。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「エドモン……。」
伯爵が「その名で呼ぶのはやめてくれ」と拒む。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「その名で呼ぶのはやめてくれ。」
メルセデスが、死んだと言われても信じず待ち続けたと語る。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「私は待った。あなたが死んだと言われても、信じなかった。」
同じ台詞の余韻。メルセデスの目に涙がにじむ。
伯爵が「そしてフェルナンと結婚した」と冷たく指摘する。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「そしてフェルナンと結婚した。」
メルセデスが、生きて帰る夢を何度も見たと打ち明ける。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「いつか生きて帰ってくると、何度も夢に見た。」
「もう昔の男はいない」
モンテ・クリスト伯(エドモン)「……もう昔の男はいない。」
メルセデスが「では、息子を殺すの?」と問い詰める。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「では、息子を殺すの?」
伯爵が「……殺さない」と短く答える。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「……殺さない。」
メルセデスが「本当に?」と半信半疑で見返す。
メルセデス(モルセール伯爵夫人)「本当に?」
伯爵が決闘用の拳銃を見つめ、「約束する」と告げる。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「約束する。」
伯爵の心の声。「明日、倒れるのは私だ」という決意。
モンテ・クリスト伯(エドモン)の声が響いた。「明日、倒れるのは私だ。」