『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第13話「偽物の貴公子』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第13話「偽物の貴公子
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冷徹な美貌の青年が貴婦人の手に口づけする衝撃のフック。偽貴族アンドレアの登場を印象づける。(この話「偽物の貴公子」の冒頭)。
アンドレア(ベネデット)「今夜は、あなたのために来ました。」
華やかなパリの舞踏会の全景。
伯爵がアンドレアを社交界に紹介する。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「ご紹介しましょう。イタリアの名家の青年、アンドレアです。」
紹介されたアンドレアが優雅に一礼する。
ダングラールが家柄を褒め、縁談を探る。
ダングラール男爵(銀行家)「素晴らしい家柄ですな。」
アンドレアが恐縮しつつ、ユージェニーは冷ややかに見据える。
アンドレア(ベネデット)「恐縮です。」
ダングラールが娘との結婚をほのめかす。
ダングラール男爵(銀行家)「娘との結婚も考えていただければ。」
アンドレアが光栄ですと応じる。
アンドレア(ベネデット)「光栄です。」
ベルツッチオが伯爵に詐欺師だと警告する。
ベルツッチオ「彼は詐欺師です。危険すぎます。」
伯爵が危険な男ほど肩書を信じると静かに語る。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「危険な男ほど、人は都合のいい肩書を信じる。」
舞踏会を終えたアンドレアが屋敷の外で馬車に乗り込もうとする。
暗闇からカドルッスが現れ、ベネデットと呼びかける。
カドルッス「立派になったな、ベネデット。」
アンドレアが人違いだと突っぱねる。
アンドレア(ベネデット)「……人違いだ。」
カドルッスがトゥーロンの徒刑場での因縁を突きつける。
カドルッス「トゥーロンの徒刑場で、同じ鎖につながれて逃げた仲だろ?」
アンドレアが金を払うから黙っていろと懇願する。
アンドレア(ベネデット)「金なら払う。黙っていろ。」
カドルッスが上流階級の屋敷を見上げ、もっと寄越せと迫る。
カドルッス「もっと寄こせ。」
カドルッスが裏で糸を引く人物を探る。
カドルッス「お前を貴族に仕立てたのは、あの伯爵か?」
アンドレアは黙したまま、カドルッスは次は伯爵から奪うと告げて去り際に笑う。
カドルッス「なら、次は伯爵からいただこう。」