『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第11話「銀行家を破産させる罠』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第11話「銀行家を破産させる罠
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冒頭フック。巨大な信用状に動揺して立ち上がるダングラール(この話「銀行家を破産させる罠」の冒頭)。
ダングラール男爵(銀行家)「無制限の信用枠だと!?」
銀行で取引額を尋ねるダングラール。
ダングラール男爵(銀行家)「いくらの取引をご希望で?」
金額に制限を設けないよう告げる伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「金額に制限は設けないでいただきたい。」
ダングラール男爵(銀行家)の声が響いた。「冗談でしょう。」
信用状が本物だと悟るダングラール。
ダングラール男爵(銀行家)「……本物だ。」
不満かと静かに問う伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「ご不満でも?」
伯爵を待っていたと持ち上げるダングラール。
ダングラール男爵(銀行家)「とんでもない! 伯爵のような方を待っていました。」
伯爵の唇に微かな笑み。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「では、よいお付き合いを。」
執務室でダングラールの投機癖を報告するベルツッチオ。
ベルツッチオ「ダングラールは市場情報に依存して投機を繰り返しています。」
情報が誤っていたらと問う伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「情報が間違っていたら?」
巨額の損失になると答えるベルツッチオ。
ベルツッチオ「巨額の損失を出します。」
欲望そのものが罠になると語る伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「欲望は、それ自身が罠になる。」
もう一つ気になることがあると切り出すベルツッチオ。
ベルツッチオ「もう一つ、気になることが。」
何だと問い返す伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「何だ?」
購入したオートゥイユの屋敷の話をするベルツッチオ。
ベルツッチオ「伯爵が購入されたオートゥイユの屋敷です。」
あの家かとつぶやく伯爵。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「……あの家か。」
昔あの庭でと切り出すベルツッチオ。
ベルツッチオ「実は昔、あの庭で……。」
赤ん坊が生き埋めにされたと告げるベルツッチオ。
ベルツッチオ「赤ん坊が生き埋めにされたのです。」