【公式映像脚本】『契約は一年、恋は禁止 第3話「遺言の証人』
キャッチコピー:遺言書の証人の欄に、夫の名前があった。八年前、祖父と彼は何を決めたのか。翌朝、店に夫の父が現れる。
■ あらすじ
遺言書の証人の欄に、夫の名前があった。八年前、祖父と彼は何を決めたのか。翌朝、店に夫の父が現れる。
■ 登場人物
・水瀬 汐里(lead / 時計職人。祖父の時計店「みなせ時計店」を継いだ)
・久遠 湊(本名 鷹宮湊)(lead / 汐里の契約の夫。鷹宮恭一郎の息子で、鷹宮開発の社長)
・藤代 千景(support / 契約結婚の仲介人「結び屋」。湊の大学の同期)
・鷹宮 恭一郎(antagonist / 鷹宮開発の会長。湊の父)
■ 本編カット割り台本
◆ s01(2秒)
ト書き:遺言書の最後の欄。証人の署名。
テロップ:[証人 鷹宮 湊]
テロップ:[遺言書の証人は——]
◆ s02(1.5秒)
ト書き:汐里の顔。
水瀬 汐里「……湊?」
◆ s03(2.5秒)
ト書き:時計の壁。振り子がゆっくり揺れる。題字は合成。
テロップ:[契約は一年、恋は禁止]
テロップ:[第3話 遺言の証人]
◆ s04(3秒)
ト書き:一週間後の朝。湊が壁の古い柱時計のねじを巻こうとする。作業台の汐里が顔を上げる。
テロップ:[一週間後]
水瀬 汐里「触らないで。それ、祖父の。」
◆ s05(4秒)
ト書き:湊、時計を見上げたまま。
久遠 湊(本名 鷹宮湊)「知ってる。昔、巻かせてもらった。」
◆ s06(4秒)
ト書き:汐里の手が止まる。
水瀬 汐里(声)「八年前、この人は毎週この店に来ていた。」
◆ s07(5.5秒)
ト書き:夕方。千景が店のカウンターで書類を広げる。
藤代 千景「遺言書の写しが要るの。契約の書類に添えるから。」
◆ s08(3秒)
ト書き:汐里がカウンター下の金庫から封筒を取り出す。
◆ s09(3秒)
ト書き:広げた遺言書の最後の欄。
テロップ:[証人 鷹宮 湊]
◆ s10(2.5秒)
ト書き:汐里、息をのむ。
水瀬 汐里「どうして、あの人の名前が……」
◆ s11(2.5秒)
ト書き:千景、意外そうに。
藤代 千景「……聞いてないの?」
◆ s12(4秒)
ト書き:夜。汐里が遺言書を湊の前に差し出す。
水瀬 汐里「八年前、祖父とあなたは何を決めたの。」
◆ s13(4.5秒)
ト書き:湊、観念して。
久遠 湊(本名 鷹宮湊)「源一郎さんは、君が一人で店を背負うのを心配してた。」
◆ s14(5秒)
ト書き:湊、続ける。
久遠 湊(本名 鷹宮湊)「だから二人で条件を書いた。三十までに、誰かと一緒になれって。」
◆ s15(2.5秒)
ト書き:汐里、まっすぐに。
水瀬 汐里「その「誰か」が、あなたなの?」
◆ s16(3秒)
ト書き:湊は答えず、左手首の古い腕時計に目を落とす。
◆ s17(3秒)
ト書き:翌朝。開店前の店の戸が開き、黒いコートの年配の男が入ってくる。
テロップ:[翌朝]
◆ s18(3秒)
ト書き:男、店を見回してから汐里を見る。
鷹宮 恭一郎「湊の妻というのは、あなたか。」
◆ s19(2秒)
ト書き:汐里、身構える。
水瀬 汐里「……どちら様ですか。」
◆ s20(3秒)
ト書き:男、名乗る。
鷹宮 恭一郎「鷹宮恭一郎。湊の父だ。」
◆ s21(5.5秒)
ト書き:恭一郎、壁の時計を見上げて。
鷹宮 恭一郎「一年もいらない。三か月で、この結婚を終わらせる。」
◆ s22(2.5秒)
ト書き:汐里、時計の音の中で立ち尽くす。
テロップ:[夫の父は、この結婚を終わらせに来た。]