『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第7話「父を飢え死にさせた男たち』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第7話「父を飢え死にさせた男たち
────────────────────────
カドルッスが神父姿の男に父の死を告げる衝撃のフック(この話「父を飢え死にさせた男たち」の冒頭)。
カドルッス「あいつの父親は、飢えて死んだ。」
神父に変装したエドモンがカドルッスを訪ねる。
エドモンがダンテスの名を出す。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)「ダンテスを覚えているか?」
カドルッス「覚えてる。今は?」
宝石を見せ、遺言を預かっていると告げる。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)「獄中で死んだ。遺言を預かっている。」
父が待ち続け飢えて死んだことを語る。
カドルッス「父親は待ち続け、飢えて死んだ。モレルさんは何度も助け、埋葬費まで出した。」
聞き手であるエドモンの沈痛な反応。
エドモンがメルセデスの行方を問う。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)「恋人のメルセデスは?」
メルセデスがフェルナンと結婚したと告げる。
カドルッス「一年半待った。だが最後はフェルナンと結婚した。」
神父の指が震え、抑えた動揺を表す。
ダングラールが書き、フェルナンが届けたと語る。
カドルッス「ダングラールが告発を書き、フェルナンが届けた。俺は止めなかった。今は貴族と銀行家だ。」
裏切者たちの現在を聞くエドモンの表情。
エドモンがヴィルフォールの現在を問う。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)「ヴィルフォールは?」
ヴィルフォールは有力家の娘と結婚して去ったと語る。
カドルッス「有力家の娘と結婚して去った。その先は知らん。」
「立派な人生だ」と皮肉を漏らすエドモン。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)「……立派な人生だ。」
カドルッスの声が響いた。「モレル商会は、破産寸前だ。」
神父がダイヤと引き換えに財布を受け取る。
ブゾーニ神父(変装したエドモン)の声が響いた。「モレルさんだけは死なせない。」