『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第8話「恩人への奇跡』
——モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第8話「恩人への奇跡
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拳銃を手にしたモレルの絶望を、曇天の港を背に強く印象づけるフック。(この話「恩人への奇跡」の冒頭)。
モレル「もう、終わりだ。」
ファラオン号の不在と手形の不履行を告げるモレルの苦悩。
モレル「ファラオン号が戻らない。ほかの船も失い、手形を返せない。」
ジュリー「お父さん、お願い……。」
家族を養えないと漏らすモレルと、それを見つめるジュリーの対比。
モレル「もう家族を養えないんだ。」
英国人代理人に変装したエドモンが、手形の猶予を申し出る。
エドモン(1829・脱獄後)「手形の支払いは、三か月お待ちします。」
思いがけぬ申し出に驚くモレルの表情。
モレル「なぜ、そこまで……?」
かつて救われた者がいると語るエドモンの秘めた恩返し。
エドモン(1829・脱獄後)「昔、あなたに救われた者がいるのです。」
返済期限の日、ジュリーに届いた「船乗りシンドバッド」の手紙。
赤い絹の財布から現れた支払い済み手形と持参金のダイヤ。
港に現れた新造船を指さし叫ぶジュリーの姿。
ジュリー「お父さん! 船を見て!」
わが船と同じ名を持つ船体に驚くモレル。
モレル「これは……うちの船と同じ名前……。」
誰かが助けてくれたと喜びを露わにするジュリー。
ジュリー「誰かが私たちを助けてくれたのよ!」
恩は返したと呟くエドモンを、港を見下ろす高台から捉える。
エドモン(1829・脱獄後)「恩は返した。」
フェルナン、ダングラール、ヴィルフォールの肖像が並ぶ。
復讐の対象を胸に刻み、夕暮れの空を見据えるエドモン。
約9年後、ローマの夕景に立つモンテ・クリスト伯と復讐への決意。
モンテ・クリスト伯(エドモン)「残るは……借りを返すだけだ。」