【公式映像脚本】『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第8話「恩人への奇跡』
キャッチコピー:『モンテ・クリスト伯 ― 奪われた愛と復讐 ―』第8話「恩人への奇跡」
■ 登場人物
・モレル(マルセイユの船主。エドモンの恩人。誠実だが会社が倒産寸前になる。)
・ジュリー(モレルの娘。)
・エドモン(1829・脱獄後)(脱獄して密輸船の船員になったエドモン。財宝を手にする前。)
・モンテ・クリスト伯(エドモン)(1838年。莫大な財宝を手にし、モンテ・クリスト伯としてパリに現れたエドモン。冷たく青白い美貌。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4.2秒)
ト書き:拳銃を手にしたモレルの絶望を、曇天の港を背に強く印象づけるフック。(この話「恩人への奇跡」の冒頭)。
モレル「もう、終わりだ。」
◆ s02(3.8秒)
ト書き:時間を遡り、破産寸前のモレル商会の空気を見せる。
テロップ:[その三か月前・モレル商会]
◆ s03(7.5秒)
ト書き:ファラオン号の不在と手形の不履行を告げるモレルの苦悩。
モレル「ファラオン号が戻らない。ほかの船も失い、手形を返せない。」
◆ s04(3.8秒)
ト書き:娘ジュリーの必死の懇願を寄りで捉える。
ジュリー「お父さん、お願い……。」
◆ s05(3.5秒)
ト書き:家族を養えないと漏らすモレルと、それを見つめるジュリーの対比。
モレル「もう家族を養えないんだ。」
◆ s06(6秒)
ト書き:英国人代理人に変装したエドモンが、手形の猶予を申し出る。
エドモン(1829・脱獄後)「手形の支払いは、三か月お待ちします。」
◆ s07(4.1秒)
ト書き:思いがけぬ申し出に驚くモレルの表情。
モレル「なぜ、そこまで……?」
◆ s08(5.6秒)
ト書き:かつて救われた者がいると語るエドモンの秘めた恩返し。
エドモン(1829・脱獄後)「昔、あなたに救われた者がいるのです。」
◆ s09(3.8秒)
ト書き:返済期限の日、ジュリーに届いた「船乗りシンドバッド」の手紙。
◆ s10(3.8秒)
ト書き:赤い絹の財布から現れた支払い済み手形と持参金のダイヤ。
◆ s11(4.8秒)
ト書き:港に現れた新造船を指さし叫ぶジュリーの姿。
ジュリー「お父さん! 船を見て!」
◆ s12(6秒)
ト書き:わが船と同じ名を持つ船体に驚くモレル。
モレル「これは……うちの船と同じ名前……。」
◆ s13(4.9秒)
ト書き:誰かが助けてくれたと喜びを露わにするジュリー。
ジュリー「誰かが私たちを助けてくれたのよ!」
◆ s14(5.1秒)
ト書き:恩は返したと呟くエドモンを、港を見下ろす高台から捉える。
エドモン(1829・脱獄後)「恩は返した。」
◆ s15(3秒)
ト書き:フェルナン、ダングラール、ヴィルフォールの肖像が並ぶ。
◆ s16(3秒)
ト書き:復讐の対象を胸に刻み、夕暮れの空を見据えるエドモン。
◆ s17(6.6秒)
ト書き:約9年後、ローマの夕景に立つモンテ・クリスト伯と復讐への決意。
テロップ:[約9年後・ローマ(1838年)]
モンテ・クリスト伯(エドモン)「残るは……借りを返すだけだ。」