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小説・物語構造 読了 約3分

「まほうのにこにこおやつ」著者が語る制作背景、選ぶ楽しさを物語に生かす

AI BunCho編集部 公開
KEY TAKEAWAYS

この記事の重要ポイント

  1. おやつの世界を、色と感覚から組み立てる
  2. 子どもとの相談と、好みに応じて選べるレシピ
  3. 喫茶店の記憶と、小さな描き込み
  4. 食べる瞬間より前に、人物の選択を描く
「まほうのにこにこおやつ」著者が語る制作背景、選ぶ楽しさを物語に生かす

絵本の制作過程には、小説の描写や場面づくりにも応用できる視点があります。Book Bangは10月24日、「まほうのにこにこおやつ」の著者・まいのおやつさんへのインタビューを公開しました。おやつを選ぶ時間や、子どもと相談して決める言葉に注目し、創作への取り入れ方を考えます。

事実確認できたこと

おやつの世界を、色と感覚から組み立てる

Book Bangのインタビューによると、まいのおやつさんの絵本『まほうのにこにこおやつ』は、2026年10月7日に発売されました。制作では編集者と相談し、読者の心が弾むような感覚を作品に盛り込むことを出発点にしたといいます。香りや手触りまで想像し、繰り返し訪れたくなる場所として、おやつの世界を描こうとしたそうです。

画面づくりでは、ピンクの割合を増やし、淡くやさしい色調を採用しました。おやつの世界へ入っていく幻想的な印象を強めるための選択です。著者は、眺めたときにかわいらしさを感じられる世界を目指したと説明しています。

出典:【インタビュー】子どもの「これ食べたい!」から広がる、おいしくて愛おしい時間。『まほうのにこにこおやつ』著者・まいのおやつさんインタビュー

子どもとの相談と、好みに応じて選べるレシピ

言葉を考える際には、企画の段階から子どもの意見を聞いているといいます。読みたくなる表現はどちらか、どちらの言い方を好むかを相談し、子どもに無理なく意味が届くことを大切にしています。インタビューでは、本に登場する擬音語や擬態語についても話題になりました。

レシピには、子どもによって果物の好みが異なるという観察が反映されています。特定の果物だけに限定せず、複数の種類を使えるようにしたのは、自分の食べたいものを選ぶ喜びにつなげたいからだといいます。和菓子を扱う場面には、子どもが菓子の名称や形に親しむきっかけをつくる意図もあります。

出典:【インタビュー】子どもの「これ食べたい!」から広がる、おいしくて愛おしい時間。『まほうのにこにこおやつ』著者・まいのおやつさんインタビュー

喫茶店の記憶と、小さな描き込み

喫茶店を描いた場面には、クリームソーダやプリンアラモードが登場します。著者の背景にあるのは、幼い頃、百貨店の上の階にあった喫茶店へ連れて行ってもらった経験です。食品サンプルを前に注文を迷った記憶を、本の中でも表したかったと語っています。大人の読者が昔を思い出すことも意識した場面です。

制作で手間がかかった部分として挙げたのは、喫茶店に置かれた小さなメニューと、和菓子店の奥の棚でした。棚に並ぶ菓子も個別に描き、色鉛筆の先を細く整えながら作業したそうです。読者の目に入る小さな部分にも、具体的な品物を描き込んでいたことが分かります。

出典:【インタビュー】子どもの「これ食べたい!」から広がる、おいしくて愛おしい時間。『まほうのにこにこおやつ』著者・まいのおやつさんインタビュー

分析編集部の見方

ここからは、上の事実をもとにした編集部の考察と創作への応用ポイントです。

食べる瞬間より前に、人物の選択を描く

小説に持ち帰れるのは、食べ物そのものだけでなく、それを選ぶ過程を場面にする発想です。喫茶店の場面を書くなら、料理が運ばれてくるところから始める代わりに、登場人物がメニューのどこで迷うかを考えてみます。いつもと同じ品に安心する人物と、見慣れない品を試す人物では、注文までの短い時間にも違いが生まれます。選択を通じて性格を示せば、説明文だけに頼らず人物像を伝えられます。

さらに、同席する相手によって選び方を変えると、関係性も描けます。本当は甘いものが好きなのに相手に合わせる、相手の好みを覚えていて先に勧める、といった行動を置いてみましょう。その場面で誰が何を望み、どの行動に表れるのかを決めると、食事の描写を人物同士のやり取りにつなげやすくなります。

言葉選びにも応用できます。まず、食感や温度、指で触れたときの感覚を自分の言葉で書き出し、その中から視点人物に合う表現を選びます。また、絵本の色調に相当するものとして、場面で使う語彙の方向をそろえる方法も考えられます。やわらかい印象を狙う場面なのか、落ち着かない場面なのかを先に決め、感覚描写がその狙いと合っているか見直してみてください。

BunCho で試すなら

AI BunChoのスタジオ(/ai-studio)で、菓子を選ぶ二人の人物について、それぞれの好みと相手に言えない気持ちを設定し、注文前の短い場面を書くための下書きに使ってみましょう。同じ設定で、選択を会話中心に見せる案と、視線や手の動き中心に見せる案を試し、人物の違いが伝わる表現を自分で選んで整えます。

よくある疑問

「まほうのにこにこおやつ」はいつ発売されましたか?

2026年10月7日に発売されました。Book Bangは同月24日に、著者・まいのおやつさんへのインタビューを公開しています。

著者は子どもの意見をどのように取り入れていますか?

アイデアを考える段階から、読みたくなる表現や好きな言い方について子どもと相談しています。子どもが自然に意味を理解できる言葉を目指していると説明しています。

出典・一次情報・参考資料

  1. 【インタビュー】子どもの「これ食べたい!」から広がる、おいしくて愛おしい時間。『まほうのにこにこおやつ』著者・まいのおやつさんインタビュー bookbang.jp · 2026-10-24

記事のデータおよび検証情報は2026年10月25日時点のものです。

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