【公式映像脚本】『狐の花嫁(実写版) 第2話「嫁入り行列』
キャッチコピー:朔の部屋に押しかけた千歳。札で足を焼かれても笑う彼女に、陰ノ司から命令が届く。殺すなら、婚礼の夜に。
■ あらすじ
朔の部屋に押しかけた千歳。札で足を焼かれても笑う彼女に、陰ノ司から命令が届く。殺すなら、婚礼の夜に。
■ 登場人物
・千歳(lead / the fox bride)
・篝 朔(lead / onmyoji assassin, reincarnation of Tōji)
・藤次(past life of Saku (300 years ago); lantern maker and secret archer of the Bureau)
・雨宮 律(antagonist / director of the Bureau (陰ノ司))
・尾白(Chitose's guardian, a small old white fox)
■ 本編カット割り台本
◆ e01(2秒)
ト書き:裸足が戸口の札の列を踏む。足元から煙。それでも歩みは止まらない。
◆ e02(3秒)
ト書き:畳の部屋。低い卓で茶を持つ朔が冷たく見ている。
テロップ:[狐の花嫁]
篝 朔「その札は、狐を焼く。」
◆ e03(3秒)
ト書き:千歳が足から煙を上げたまま微笑む。
千歳「はい。少し熱いです。」
◆ e04(3秒)
ト書き:千歳が正座で向かい合う。尾白が卓に飛び乗り、朔の茶を勝手に飲む。
◆ e05(3秒)
ト書き:朔が問う。
篝 朔「目的は何だ。」
◆ e06(3秒)
ト書き:千歳、まっすぐに。
千歳「あなたと祝言を挙げることです。」
◆ e07(3.5秒)
ト書き:尾白が茶を噴き出す。
尾白「狐は嘘がつけん。本気じゃぞ。」
◆ e08(3秒)
ト書き:千歳が卓越しに手を伸ばし、朔の手首に触れる。
◆ e09(3秒)
ト書き:提灯の形の痕が、指先の下で琥珀色に光る。
◆ e10(3秒)
ト書き:一瞬の幻視。提灯工房の灯り、鼻歌。
◆ e11(3秒)
ト書き:朔が手を引き抜く。
篝 朔「触るな。」
◆ e12(4.5秒)
ト書き:千歳が静かに頭を下げる。
千歳「失礼しました。三百年ぶりだったので。」
◆ e13(3秒)
ト書き:夜。千歳が畳で丸くなって眠る。暗がりで朔が刃を手にしている。
◆ e14(3秒)
ト書き:鈴のひびが少し伸びている。
尾白(声)「鈴が割れ切れば、姫は消える。」
◆ e15(4秒)
ト書き:朔は刃を下ろし、自分のコートを彼女にかける。
◆ e16(3秒)
ト書き:窓の隙間から白い折り鶴が舞い込む。
◆ e17(3秒)
ト書き:折り鶴が卓に降り、律の声で話す。
雨宮 律(声)「篝。まだ殺していないのね。」
◆ e18(3秒)
ト書き:朔が小声で答える。
篝 朔「……機を待っています。」
◆ e19(3秒)
ト書き:鶴が続ける。
雨宮 律(声)「それでいい。ただの狐としてではなく、」
◆ e20(3.5秒)
ト書き:鶴の光が強まる。
雨宮 律(声)「花嫁として、婚礼の夜に殺しなさい。」
◆ e21(3秒)
ト書き:鶴が燃え、炎が三つの盃の輪になって消える。
◆ e22(2.5秒)
ト書き:暗闇の中、千歳の目が開く。
テロップ:[つづく]