『狐の花嫁(実写版) 第4話「見つけたのは、どっち』
——朔は任務どおり千歳に求婚する。千歳は迷わず受け入れ、そして告げる。最初から全部知っていた、と。
────────────────────────
朔は任務どおり千歳に求婚する。千歳は迷わず受け入れ、そして告げる。最初から全部知っていた、と。
千歳(lead / the fox bride)。
篝 朔(lead / onmyoji assassin, reincarnation of Tōji)。
藤次(past life of Saku (300 years ago); lantern maker and secret archer of the Bureau)。
雨宮 律(antagonist / director of the Bureau (陰ノ司))。
尾白(Chitose's guardian, a small old white fox)。
鳥居の前、跪いて赤い紐を差し出す朔。背中の手には刃。
朔が言う。
視線の先に、文字が浮かび上がる——『狐の花嫁』。
篝 朔「俺と、祝言を挙げてくれ。」
尾白が肩から転げ落ち、瓢箪が転がる。
千歳の目に涙。微笑み。
千歳「はい。」
朔が彼女の薬指に赤い紐を結ぶ。
*
遠くの屋根の上、律が折り鶴を指に止めて微笑む。
帰り道。千歳が赤い紐の指を提灯にかざしてうれしそう。
千歳。
千歳「今度こそ、三つ目の盃まで。」
朔。
篝 朔「三つ目を飲めば、お前は死ぬんだろ。」
千歳は迷わない。
千歳「はい。」
*
朔が立ち止まる。
篝 朔「なら、なぜだ。」
満天の星から雨が降り出す。
千歳が告げる。
千歳「知ってたよ。私を殺しに来たこと。」
朔が凍りつき、手がコートの内側へ。
千歳。
千歳「三百年前も、そうだったから。」
*
朔が紙の刃を抜く。刃が鋼に変わり、震えながら彼女に向く。
千歳が一歩踏み出し、両手で彼の手を包む。
刃先を自分の胸に当てる。
千歳が涙を流して微笑む。
千歳「今度は、外さないでね。」
朔の目から一筋の涙。
*
黒地に鈴。ひびが広がる。
視線の先に、文字が浮かび上がる——『つづく』。
日常のわずかな綻びから始まった『狐の花嫁(実写版) 第4話「見つけたのは、どっち』の真実は、静かな余韻を残して幕を閉じる。だが、彼らが選んだその先の未来はまだ誰も知らない。