番組「耳の穴かっぽじって聞け!」が書籍化、手紙から考える人物の本音
KADOKAWAは、テレビ朝日「耳の穴かっぽじって聞け!」の初の番組書籍を2026年12月22日に発売すると発表しました。ゲストの手紙や番組で語られた言葉に加え、書籍独自の企画も収録します。音声の言葉を活字で読むという発想から、小説で人物の本音をどう見せるかを考えます。
事実確認できたこと
初の番組書籍を12月22日に発売
KADOKAWAの発表によると、『耳の穴かっぽじって聞け!番組読(毒)本』は2026年12月22日に刊行される予定です。テレビ朝日の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』を本にするのは今回が初めてです。全国の書店とオンライン書店では、10月9日に予約の受け付けが始まりました。
番組では、とろサーモンの久保田かずのぶと、ウエストランドの井口浩之がMCを担当しています。芸人などのゲストを迎え、その人が歩んできた道や、日頃は口にしない気持ちについて話を聞く内容です。2026年には放送回数が100回を超えました。書籍の税込価格は1,980円で、発行と発売はいずれもKADOKAWAが担います。
ゲストの手紙と、書籍独自の企画を収録
番組の企画には、ゲストが自分の人生を手紙に記すものがあります。KADOKAWAは、この手紙に視聴者から率直さや感情の伝わり方について反応が寄せられていると説明しています。書籍は、番組で語られた言葉を文字として読み返し、表現の細部や行間に目を向けられる内容として紹介されています。
番組の内容を本にまとめるだけでなく、書籍に向けて参加した特別ゲストの話も収めます。また、MCの二人が以前の放送を振り返る企画や、長いインタビューも用意されています。放送で触れた言葉と、書籍用に加えられた企画の両方を読む構成です。
予約特典と12月のイベントも案内
Amazonで予約した購入者には、オリジナルのステッカーを付けると案内されています。さらに、12月26日16時30分から、HMVエソラ池袋のイベントスペースで、久保田かずのぶと井口浩之が出演する催しが予定されています。
イベントの受け付け期間は、10月10日10時から11月15日22時までです。参加の手続きなどは、HMVのイベントページで確認するよう案内されています。書籍の発売日は12月22日、イベントの開催日は12月26日と、それぞれ別の日程です。
分析編集部の見方
ここからは、上の事実をもとにした編集部の考察です。
会話と手紙で、同じ人物の違う面を描く
創作に持ち帰りたいのは、人物の本音を会話だけに任せないという発想です。小説の会話には相手がいるため、人物は反応をうかがったり、言葉を飲み込んだりできます。一方、手紙なら、書き直した跡や、あえて説明しない部分も描写に使えます。同じ出来事について、対面では冗談にした人物が、手紙では一つの具体的な記憶に触れる、といった違いを設計してみるとよいでしょう。
まず、人物が誰に何を伝えたいのかを決めます。そのうえで、会話では言えない一文と、手紙にも書けない一文を分けてメモしてみてください。前者は人物の内面を読者に示す材料になり、後者は沈黙や行動で表現する余地になります。手紙だからすべて正直に書くと決めず、受け手への遠慮や自己弁護も残すと、場面ごとの言葉選びを具体化できます。
構成では、手紙を背景説明のまとめとして置くよりも、直前の会話を読み直したくなる位置に置く方法が考えられます。例えば、会話で省かれた出来事を手紙で一つだけ明かし、次の場面で受け手の行動を変える流れです。Web小説なら、手紙を読む前後を別の回に分ける案も検討できます。ただし、情報を伏せること自体を目的にせず、読者が理解するための手掛かりは先に置きます。
推敲では、会話と手紙が同じ情報を繰り返していないかを確認します。会話はその場の関係性、手紙は記憶の選び方、地の文は言葉と行動のずれ、と役割を分けると整理しやすくなります。実在の出演者の発言や人生を人物に移すのではなく、言葉を伝える形式に注目し、自分の架空の人物と出来事で試すのがよいでしょう。
BunCho で試すなら
AI BunChoのスタジオ(/ai-studio)で、架空の人物二人と一つの行き違いを設定し、対面の会話と、その後に書く手紙の二場面を試作します。人物が伝えたいこと、隠したいこと、相手への遠慮をそれぞれ指定し、同じ内容でも語尾や具体例がどう変わるかを比べてください。最後に、重複する説明を削り、手紙を読んだ人物の次の行動までつなげて推敲します。
よくある疑問
書籍の発売日と価格は?
2026年12月22日に発売予定で、税込価格は1,980円です。発行・発売はKADOKAWAです。
書籍のために追加される内容はありますか?
特別ゲストによる話のほか、MC二人による過去の放送の振り返りや、長いインタビューなどが予定されています。
確認に使った資料
- テレビ朝日の大人気・赤裸々音声バラエティー、待望の初書籍化!「文は人なり。文章こそ本音がむき出しになる」 prtimes.jp・2026-10-09・一次情報
発表・報道で確認できた事実と、編集部の分析を分けて書いています。情報は2026年10月13日時点のものです。