第5回ドリコムメディア大賞が応募受付開始 なろう投稿にキーワードを付けるだけ、締切は2027年1月8日
なろうに投稿済みの作品でも、キーワードを一つ足せば応募になる。第5回ドリコムメディア大賞の受付が10月9日に始まりました。未完でも文字数が少なくても対象になる手軽さの一方で、出版優先権や生成AIの確認といった、応募前に読んでおきたい条件もあります。公式ページの記載をもとに要点をまとめます。
事実確認できたこと
10月9日に応募受付がスタート
小説家になろうの公式ブログが10月9日、第5回ドリコムメディア大賞の応募受付開始を告知した。ドリコムとのタイアップとして開かれるコンテストだ。詳細はドリコムメディアの公式ページに掲載されており、募集期間は2026年10月9日12時から2027年1月8日23時59分まで、と案内されている。
出典:【コンテスト情報】「第5回ドリコムメディア大賞」開催のお知らせ(小説家になろうグループ公式ブログ) / 第5回ドリコムメディア大賞 公式ページ(ドリコムメディア)
応募方法と対象作品
応募の手順はシンプルで、なろうに投稿している作品に「ドリコム大賞5」というキーワードを付ければ応募が完了する。注意したいのは表記で、キーワード中の「5」は全角数字で入力する。半角で入れると条件を満たさない可能性があるため、設定後に作品ページで表示を確かめておきたい。
募集内容はプロアマもジャンルも問わず、文字数の規定もない。完結済みか連載中かも問われない。一方で、ノクターンノベルズなど三つのサイトの掲載作品は対象外とされている。
賞金・確約事項とスケジュール
公式ページによると、賞金が最も大きい枠は300万円で、複数巻の書籍化とコミカライズが確約されている。100万円と50万円の枠でも書籍化とコミカライズが確約されている。書籍はDREノベルスからの刊行と記されている。
日程は2027年4月に一次、5月に二次の選考結果を出したのち、最終結果の発表は2027年6月10日12時の予定とされる。また受賞作以外に選評が返される予定はない、とQ&Aで説明されている。
重複応募・出版優先権・生成AIの扱い
他コンテストとの重複応募は認められている。ただし、キーワードを設定した時点でドリコム側に出版優先権が生じる。応募期間から最終結果の発表までの間に、他社から出版の打診を受けたら、返事をする前にドリコムへ連絡する必要がある。応募作が他の賞を受賞した場合も同じく連絡するよう案内されている。
キーワードの扱いも細かく定められている。公式ページは、選考結果の発表までキーワードを外さないよう求めている。Q&Aでは、応募期間中のキーワード取り外しは原則として不可とされる。どうしても取り下げたい場合は問い合わせ窓口へ連絡する、という手順だ。
生成AIについては、受賞した場合、生成AIの使用範囲や方法を確認されることがある、と明記されている。その結果なろうの規約違反が分かった場合は受賞取り消しもありうる、という内容だ。
分析編集部の見方
ここからは、上の事実をもとにした編集部の考察です。
書き手にとっての意味(編集部の考察)
ここからは編集部の考察です。文字数も完結も問わない設計は、書きかけの長編や、他賞向けに寝かせていた作品を動かすきっかけになりえます。締切まで約3か月あるため、今から新作を始めて序盤を固めるという使い方も現実的でしょう。
選評が受賞作にしか返らない点も、応募の仕方に影響します。落選しても講評は届かないため、改稿の手がかりは読者の感想や自分での読み直しから得ることになります。なお、応募期間中の連載更新が選考にどう影響するかについて公式ページに記載はなく、編集部も判断できる材料を持っていません。
注意したいのは拘束期間の長さです。キーワードは応募期間が終わった後も、最終結果の発表予定である2027年6月10日まで付けたままにしておく必要があります。その間に他社から出版の打診があっても即答はできず、まずドリコムへ連絡するのが規定上の順序です。応募から約8か月、ドリコムが出版優先権を持つ状態が続くと理解したうえで、どの作品を出すかを決めるのが安全でしょう。
応募前に確認しておきたいこと(編集部の考察)
応募前の確認として、編集部は三点を挙げます。一つ目はキーワードの全角表記。二つ目は他の公募との関係で、重複は可でも優先権の扱いは賞ごとに異なるため、併願先の規定も読み直すこと。三つ目は制作過程の記録で、AIツールを補助に使った場合でも、どの工程で何をしたかを後から説明できるようメモを残しておくと、確認を求められた際に慌てずに済みます。
なろうに公開している作品を出す以上、読者が作品ページを開く入口はタイトルとあらすじです。作品の核が伝わる書き方になっているか、応募のタイミングで見直してみるのもよいでしょう。条件は変更される可能性があるため、最終的には公式ページの最新の記載を確認してください。
よくある疑問
連載途中の作品でも応募できますか。
公式ページでは、なろうに投稿している作品であれば完結・未完を問わないとされています。文字数の規定もありません。
他の新人賞に出している作品も応募できますか。
重複応募は可とされていますが、キーワードを設定した時点でドリコムに出版優先権が生じ、他社から出版の打診があった際は返事をする前にドリコムへ連絡する必要があります。キーワードは選考結果の発表まで外さないよう求められています。併願先の規定もあわせて確認してください。
確認に使った資料
- 【コンテスト情報】「第5回ドリコムメディア大賞」開催のお知らせ(小説家になろうグループ公式ブログ) blog.syosetu.com・2026-10-09・一次情報
- 第5回ドリコムメディア大賞 公式ページ(ドリコムメディア) drecom-media.jp・一次情報
発表・報道で確認できた事実と、編集部の分析を分けて書いています。情報は2026年10月10日時点のものです。