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小説投稿サイトのAI利用の申告の選び方|なろう・カクヨム・アルファポリス・ノベルアップ+・エブリスタ・pixiv

AI BunCho編集部 公開 最終更新
KEY TAKEAWAYS

この記事の重要ポイント

  1. サイトごとの申告の欄と区分
  2. 小説家になろう:4つの区分の境目
  3. カクヨム:3つのタグと50%の目安
  4. アルファポリス:大部分をAIで作った作品はタグを推奨
小説家になろう・カクヨム・アルファポリス・ノベルアップ+・エブリスタ・pixivの、AI利用の申告が必須か推奨か、設定する欄の名前、選べる区分を並べた表(2026年10月31日に各サイトの公式ページで確認)
投稿サイトごとのAI利用の申告(2026年10月31日に確認。エブリスタとpixivは報道・ヘルプの要約)

小説家になろうでは2026年6月9日から新規投稿で「AI利用状況」の設定が必須になり、ノベルアップ+も2026年10月1日から「AI利用区分」が必須になりました。カクヨム・アルファポリスはタグが推奨、エブリスタは制作情報の設定です。サイトごとに欄の名前も区分の境目も違うため、「誤字チェックだけでも申告するのか」「AIに相談したプロットで書いたらどれか」で迷う人が多くいます。この記事では各サイトの公式ページの定義を並べ、よくある使い方ごとの当てはめ方を整理しました。区分を決めるのは作者で、最終的な判断は各サイトの規約に従います。

サイトごとの申告の欄と区分

まず全体を表にしました。「必須」は設定しないと投稿や更新ができないもの、「推奨」は運営がお願いしているものです。どのサイトでも、実際の使い方と違う設定は禁止か、不利益の対象になります。

2026年10月31日に確認
サイト申告設定する欄選べる区分
小説家になろう 必須(2026年6月9日〜) 作品のAI利用状況 AI直接使用/AI間接利用/AI補助的利用/AI不使用
カクヨム 推奨(コンテスト応募作は必須) タグ AI本文利用/AI本文一部利用/AI補助利用
アルファポリス 推奨 タグ AI生成作品(大部分をAIで作った作品)
ノベルアップ+ 必須(2026年10月1日〜) 作品設定のAI利用区分 AI生成作品/AI補助利用作品/AI不使用作品
エブリスタ 該当すれば設定 制作情報の設定 AI生成作品(全部または大部分をAIが生成)
pixiv(小説) 該当すれば設定 AI生成作品の設定 AI生成作品(制作のすべてかほとんどをAIが行った)

小説家になろう:4つの区分の境目

なろうの区分は、AIが作った文が本文に残っているかどうかで分かれます。公式の定義では、AIが生成したテキストを本文にそのまま使った箇所があれば「AI直接使用」、作者自身の表現に置き換えるための下書きや素材として使ったなら「AI間接利用」、アイデア出し・資料調査・誤字脱字のチェックなど本文の執筆に関わらない使い方なら「AI補助的利用」です。構想・プロット・執筆・校正のどこにもAIを使っていなければ「AI不使用」になります。

迷いやすいのはプロットです。公式の例では、アイデアを相談しただけなら補助的利用ですが、AIが作ったプロットに基づいて書いた場合は間接利用とされています。また、全文がAIの生成したテキストだけでできた作品の投稿、本文へのプロンプトの記載、実際と違う区分の設定、使い方が変わったのに設定を直さないことは禁止です。2026年9月1日からは、区分を設定していない既存の作品は更新や編集ができなくなっています。

カクヨム:3つのタグと50%の目安

カクヨムは生成AIを使った作品に、使い方に応じたタグを付けるよう推奨しています。本文の大半(目安50%以上)がAIの文やそれを軽く直したものなら「AI本文利用」、一部(目安50%未満)なら「AI本文一部利用」、AIのアイデアや資料をもとに作者が書いた場合や、作者の文の校正をAIにさせた場合は「AI補助利用」です。検索サービスなど日常の道具のAI機能や、文書ソフトの自動校正は対象外とされています。

タグはあくまで推奨ですが、カクヨムのコンテストに応募する作品では付ける必要があります。また、どのタグに当たるかの問い合わせには回答していないと公式に書かれているため、目安に沿って作者が判断することになります。

アルファポリス:大部分をAIで作った作品はタグを推奨

アルファポリスの「AI生成作品」は、作品の大部分の文章(漫画や絵本は画像を含む)を生成AIで作ったものです。該当する作品には「AI生成作品」のタグ付けが推奨されていて、タグで24h.ポイントや投稿インセンティブの集計が不利になることはないと明記されています。プロットの検討や文章の校正など補助的な使い方は対象外です。

注意したいのは、2025年11月18日のお知らせで、AI生成作品による出版申請と、すべてのコンテストへの参加が禁止されたことです。受賞や書籍化の打診の後にAI生成作品だと分かった場合は、受賞・出版化が取りやめになります。

ノベルアップ+:一部でもそのまま使えばAI生成作品

ノベルアップ+は作品設定の「AI利用区分」で、AI生成作品・AI補助利用作品・AI不使用作品から選びます。2026年10月1日から、新しく作品を作るときと既存の作品を更新するときに設定が必須になり、未設定のままではエピソードの追加や編集ができません。

定義は他のサイトより厳しめで、本文に使う文字のうち一部でもAIが生成したものをそのまま使えばAI生成作品です。AIに書き換えを頼んだ文を本文にした場合も含まれ、迷ったらAI生成作品に設定するよう案内されています。AI生成作品にした作品は、公開後に別の区分へ変えられません。表紙にAIで作った画像を使うときは、表紙画像の欄で「AI生成画像」を選びます。

エブリスタとpixiv:大部分をAIが作ったときに設定

エブリスタは、制作過程の全部または大部分をAIが生成した作品を「制作情報の設定」でAI生成作品にします。プロットやアイデア出し、タイトルの検討などの補助的な使い方や、表紙・挿絵だけのAI利用は対象外とされています。作品の内容と一致しない設定は禁止で、判断がつかない場合は投稿を控えるよう案内されています(報道の要約)。

pixivは、制作過程のすべてまたはほとんどをAIが行った作品を「AI生成作品」に設定します。小説の挿絵だけにAIを使うなど、AIの素材が副次的なだけなら設定しなくてよいとされています。AI生成作品なのに設定しないことは、2026年3月のガイドライン改定で禁止事項として明記されました(報道)。

よくある使い方の当てはめ

同じ使い方でも、サイトによって当たる区分が違います。代表的な使い方を、公式の定義に沿って当てはめると次のようになります。表は目安で、実際にどの区分を選ぶかは作者が決め、迷うときは各サイトの案内に従ってください。

公式の定義からの目安
使い方なろうカクヨムノベルアップ+
誤字脱字・表記のチェックだけ AI補助的利用 AI補助利用 AI補助利用作品
アイデアや設定の相談だけ AI補助的利用 AI補助利用 AI補助利用作品
AIが作ったプロットで自分が書いた AI間接利用 AI補助利用 AI補助利用作品
AIの文を下書きにして全部自分の言葉で書き直した AI間接利用 AI補助利用(AIの文が残っていなければ) 迷えばAI生成作品
AIの文を少し直して本文に入れた AI直接使用 AI本文一部利用/AI本文利用 AI生成作品
何も使っていない AI不使用 タグなし AI不使用作品

投稿前に確かめる手順

  1. 1使ったAIと使い方を書き出す

    アイデア出し、プロット、下書き、書き直し、校正、翻訳、表紙や挿絵のように、どの工程で何に使ったかを書き出します。ほかのチャットAIで相談した分も入れます。

  2. 2AIの文が本文に残っているか見る

    どのサイトでも、AIが作った文がそのまま本文に残っているかどうかが境目です。残っている割合の目安も出しておくと、カクヨムの50%の目安に当てはめられます。

  3. 3投稿先の区分に当てはめる

    上の表で投稿先の区分を選びます。迷うときは、ノベルアップ+のように重い方を選ぶよう案内しているサイトもあります。

  4. 4備考欄やあらすじに使い方を書く

    なろうの備考欄のように、AIの使い方を書ける欄があるサイトでは、使った工程を短く書いておくと読者にも伝わります。AIの使い方と関係ないことは書かないでください。

  5. 5使い方が変わったら設定を直す

    連載の途中からAIを使い始めた、または使い方を変えた場合は、設定も直します。なろうでは直さないことも禁止事項です。ノベルアップ+のAI生成作品は公開後に変えられないので、最初に確かめます。

AI BunChoで書いた作品の場合

AI BunChoのスタジオは、作品ごとに本文のうち作者が書いた字数・AIが生成した字数・AIが書き直した字数を記録しています。「投稿用に書き出す」でなろうかカクヨムを選ぶと、この記録から区分の候補と、備考欄などに貼れる文を表示します。候補は作者が選び直せ、文も編集できます。ほかの投稿サイトの候補は作品の「AI利用記録」の画面にあります。

記録に入るのはスタジオの中で使ったAIだけです。ほかの道具で相談・校正・翻訳した分は入らないので、その分も含めて選んでください。スタジオから投稿サイトへ自動で投稿することはありません。

よくある質問

誤字脱字のチェックにAIを使っただけでも申告が必要ですか?

なろうでは「AI不使用」は構想から校正までどこにもAIを使っていない場合の区分なので、誤字チェックに使ったなら「AI補助的利用」です。カクヨムは作者の文の校正をAIにさせた場合を「AI補助利用」としていますが、文書ソフトの自動校正は対象外です。

AIに相談したプロットで書いた場合、なろうではどれですか?

公式の例では、アイデアの相談だけなら「AI補助的利用」、AIが作成したプロットに基づいて執筆した場合は「AI間接利用」です。

AIの文を下書きにして、自分で大きく書き直しました。

なろうでは、作者自身の表現に置き換えるための下書きや素材として使ったなら「AI間接利用」です。AIの文がそのまま残っている箇所があれば「AI直接使用」になります。ノベルアップ+は一部でもそのまま使えばAI生成作品で、迷ったらAI生成作品を選ぶよう案内しています。

表紙や挿絵だけAIで作った場合は?

なろうの区分は本文のテキストが対象です。エブリスタとpixiv(小説)は、表紙・挿絵だけのAI利用は対象外としています。ノベルアップ+は表紙画像に「AI生成画像」の設定があり、AIで作った表紙には必ず設定します。

連載の途中からAIを使い始めました。

使い方が変わったら設定を直します。なろうは使い方が変わったのに設定を直さないことも禁止しています。ノベルアップ+のAI生成作品は公開後に区分を変えられません。

どの区分か運営に問い合わせられますか?

カクヨムは、どのタグに当たるかの問い合わせには回答していないと案内しています。ほかのサイトも、まず公式のガイドラインの定義と例を確認してください。

この記事の執筆・検証

AI BunCho編集部(編集:AI BunCho編集部) 実際の画面で確かめた日:

2026年10月31日に、なろうのAI利用状況のページ、カクヨム小説投稿ガイドライン、アルファポリスの投稿ガイドラインとお知らせ、ノベルアップ+のガイドライン(2026年10月6日改訂)を読みました。エブリスタは公式ページを開けず報道で、pixivはヘルプと報道で確かめています。

  • 必須のサイト:なろう(2026年6月9日〜)、ノベルアップ+(2026年10月1日〜)
  • 推奨のサイト:カクヨム、アルファポリス(タグ)

出典・一次情報・参考資料

  1. AI利用状況に関して(小説家になろう) syosetu.com · 一次情報
  2. 【重要】利用規約改定の予告(小説家になろう 運営ブログ) blog.syosetu.com · 一次情報
  3. カクヨム小説投稿ガイドライン kakuyomu.jp · 一次情報
  4. 作品投稿に生成AIを利用している方へ、推奨タグ利用のお願い(カクヨム) kakuyomu.jp · 一次情報
  5. 投稿ガイドライン(アルファポリス) alphapolis.co.jp · 一次情報
  6. AI生成作品を対象とした禁止行為の追加について(アルファポリス) alphapolis.co.jp · 一次情報
  7. AI生成作品の投稿に関するガイドライン(ノベルアップ+) novelup.plus · 一次情報
  8. AI生成作品について(エブリスタ サポート) support.estar.jp · 一次情報
  9. AI生成作品とは(pixivヘルプ) pixiv.help · 一次情報
  10. 小説投稿サイトのAI規約まとめ(公募ガイド、2026年7月) koubo.jp
  11. 「小説家になろう」作品へのAI利用の明示を必須化(KAI-YOU、2026年5月26日) kai-you.net

記事のデータおよび検証情報は2026年10月31日時点のものです。

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