創作ハウツー 最終更新

神話・昔話の物語構造テンプレート|英雄の旅や浦島型を自分の話に使う方法

スタジオのテンプレート一覧。三幕構成・英雄の旅・浦島型などプロットの型が感情カーブつきで並んでいる
テンプレートの「プロット」には、物語の型ごとの感情カーブが付いています

何千年も語り継がれてきた神話や昔話には、読む人を最後まで引っぱる骨組みがあります。行って帰る旅、禁じられたものを見てしまう話、異界から来た者が去る話。こうした「型」は、筋や名前をまねるためではなく、自分の物語の骨組みを確かめるために使えます。この記事では、代表的な型の考え方と、AI BunChoのスタジオで型を原稿に重ねて使う手順を紹介します。

型は「まねる」ためでなく「確かめる」ために使う

物語の型とは、多くの話に共通する節目の並びです。たとえば「英雄の旅」なら、日常から旅立ち、試練を越え、何かを持ち帰るという流れ。型を知っていると、中盤で話がふくらまない、結末に向けた力が足りない、といった悩みの原因を見つけやすくなります。

ただし、型に合わせて書けば面白くなるわけではありません。型は地図のようなもので、どこに山場を置くかの目安です。昔話の筋や神話の人物名をそのまま使うのではなく、自分の人物と世界に置き換えて使いましょう。

スタジオで使える22の神話・昔話・古典の型

スタジオには、三幕構成や起承転結などの一般的な型に加えて、神話・昔話・古典から取り出した22の型があります。神話・昔話の型には次のようなものがあります。

迷ったら、結末の形から選ぶと決めやすくなります。主人公が何かを持ち帰って終わるなら英雄の旅、大切なものと別れて終わるなら見るなのタブーや竹取型、取り戻して終わるなら貴種流離譚や冥界下り、という具合です。同じ型でも、喜劇にも悲劇にもなります。

  • 英雄の旅(12段・17段)/ヒロインの旅:日常から旅立ち、試練を経て変わって帰る
  • 貴種流離譚:高い身分の者が追われてさすらい、試練の末に本来の場所を取り戻す
  • 冥界下り:失ったものを取り戻しに、戻れないかもしれない場所へ降りていく
  • 異類婚姻譚・見るなのタブー(鶴女房型):「見ないで」という約束が破られて別れが来る
  • 異界からの来訪と帰還(竹取型):異界から来た者が人と関わり、やがて帰っていく
  • 時間の代償(浦島型):楽しい時を過ごした代わりに、帰ると時が過ぎ去っている
  • トリックスター譚、創世・建国神話型、双子・兄弟の対立型、天女・羽衣型、昔話の31の機能

型を自分の原稿に重ねて使う手順

  1. 1工房タブで型を選ぶ

    作品を開き、左の「工房」タブの「構成の型」で、物語の型か神話・昔話の型を選びます。原稿の位置(字数で0〜100%)に、その型の節目が重なって表示されます。

  2. 2節目ごとの問いに答える

    節目には「そこで起こること」と「作者への問い」が付いています。問いに答えると、その場面で書くことが決まります。「この型について」で使いどころと例も読めます。

  3. 3型に沿って章立てを作る

    「設計」タブで章立てを作るときに構成の型を選ぶと、その型の節目に沿って章・場面が組まれます。結果は変更の確認に出て、採用したものだけが原稿に入ります。

    設計タブで章ごとのあらすじとプロットが並んだ画面
  4. 4書いた原稿がどの型に近いかを見る

    「分析」タブの感情カーブの下に、近い物語・神話の型が出ます。思っていた型とずれていれば、山場の位置を見直す手がかりになります。

    分析タブの感情カーブ

テンプレートから型で書き始める

まだ原稿が無いなら、テンプレートの「プロット」から型を選んで作品を始められます。見本で節目と感情カーブを確かめ、主人公や舞台を入れるだけです。

テンプレートで作ったプロットも、ふつうの原稿と同じように工房や分析で点検できます。型から始めて、途中で別の型に切り替えて見比べることもできます。

  • 英雄の旅の型の見本

    英雄の旅

    旅立ち・試練・帰還の節目で組む、いちばん汎用的な冒険の型。

    この見本で作る
  • 時間の代償(浦島型)の型の見本

    時間の代償(浦島型)

    幸せな時間の代わりに失うものがある、切ない結末の型。

    この見本で作る
  • 見るなのタブーの型の見本

    見るなのタブー(鶴女房型)

    守られなかった約束が別れを呼ぶ。恋愛や異類ものに。

    この見本で作る
  • 貴種流離譚の型の見本

    貴種流離譚

    追われた主人公が本来の場所を取り戻す。追放ものとも相性がよい型。

    この見本で作る

型を使うときの注意

  • 型の節目は目安です。全部の節目を埋める必要はなく、自分の話に要らない節目は飛ばして構いません
  • 例は古事記・日本書紀・昔話・ギリシャ神話・グリム・北欧神話などの古典です。筋や名前はそのまま使わず、自分の人物と世界に置き換えてください
  • 型を重ねる・近い型を見るのはAIを使わないので無料です。設計(プロット生成)のクレジットはいつもどおりで、押す前に見積もりが出ます

よくある質問

型を使うとありきたりな話になりませんか?

型は節目の並びで、中身は作者が決めます。節目ごとの問いに自分の答えを書くことで、型どおりでも自分だけの場面になります。

型を重ねるのにクレジットは要りますか?

型を原稿に重ねる・近い型を見るのはAIを使わないので無料です。型に沿って章立てを作る(プロット生成)ときだけクレジットを使い、実行前に見積もりが出ます。

昔話の筋をそのまま使ってもいいですか?

型として骨組みを使うのはよいですが、筋や名前はそのまま使わず、自分の人物と世界に置き換えることをすすめています。

どの型から試せばよいですか?

冒険や成長の話なら英雄の旅、切ない結末にしたいなら時間の代償(浦島型)、追放から始まる話なら貴種流離譚が合わせやすい型です。

この記事で確かめたページ

  1. AI BunCho 使い方:物語の型・神話・昔話の型 bun-cho.work・一次情報
  2. AI小説エディタ「スタジオ」の紹介 bun-cho.work・一次情報

機能・料金・画面は2026年10月12日時点のものです。変わることがあるので、最新の内容は使い方・料金のページで確かめてください。画像はAI BunChoの実際の画面と、スタジオで作った見本です。

← 作り方ガイドの一覧へ / メディアのトップへ