作り方ガイド 最終更新

AIを使って作った作品を売る・公開する前のチェックリスト|KDP・YouTube・BOOTHほか

スタジオの「売る・公開する」で、Amazon KDPの仕様・AIのルール・収益の仕組みと、キットの書き出しボタンが並んだ画面
「売る・公開する」のAmazon KDPの欄(仕様とAIのルールは確認日つき)

作品ができたら、次は「出す」番です。ただ、投稿先にはそれぞれAIの申告のルールがあり、出し方を間違えると公開停止や規約違反になりかねません。この記事では、出す前に確かめる順番と、BunChoの「売る・公開する」で投稿先ごとの一式(ファイル・登録欄の下書き・AI申告の答え・画像の寸法・ライセンス)を作る手順をまとめます。2026年10月12日に各社の公式ページで確かめた内容で、法的助言ではありません。

まず、AIを何に使ったかの記録を残す

投稿先のAIの申告は「どこに・どれだけAIを使ったか」で答えが変わります。あとから思い出して答えると、軽すぎる申告になりがちです。

BunChoは作品ごとに「AI利用記録」を自動で残します。本文のうち作者が書いた部分・AIが生成した部分・AIが書き直した部分の割合と、使った道具(文章・画像・動画・声・音楽)が分かります。

投稿先ごとのAIのルール(2026年10月12日時点)

主な投稿先のルールを短くまとめます。ルールは変わるので、出す前に必ず公式ページを見てください。

  • Amazon KDP:AIが生成した文・画像・翻訳は申告が必要。AIが作った中身は、あとで大きく直してもAI-generated。自分で作ってAIで直したものはAI-assistedで申告不要。
  • YouTube:リアルな人物・場所・出来事をAIで作った・変えた場合は「改変または合成」の開示が必要。アニメや明らかに架空のものは不要。
  • TikTok・Instagram:リアルなAIの動画・音声にはラベルを付ける。
  • pixivFANBOX:AI生成コンテンツは投稿できない。Fantiaも制限あり。TapasとBandcampはAI生成のコンテンツを認めていない。
  • DLsite:「AI生成作品」か「AI一部利用」を選ぶ。itch.io:生成AIの開示欄に答える。Steam:Content SurveyでAIの使い方を書く。
  • BOOTH:特定の作品・作家への依拠性が高いAI作品や大量出品は、アカウント停止の対象になりうる。
  • 音楽の配信代行:TuneCore Japanは100% AI生成の曲を受け付けないなど、会社ごとに違う。

「売る・公開する」で一式を作る手順

「売る・公開する」のAmazon KDPの欄。仕様、AIのルール、収益の仕組み、キットの書き出しボタン
  1. 1作品を開いて「売る・公開する」へ

    スタジオの作品の「…」メニュー、または「投稿用に書き出す」の画面から開けます。作品を選ぶ画面は /studio/sell です。

  2. 2来歴を確かめる

    画面の上に、この作品のAI利用記録の内訳が出ます。申告の答えはここから自動で入ります。

  3. 3出したい投稿先のキットを書き出す

    KDPならEPUB・登録欄の下書き・AI申告の答え・表紙の仕様、BOOTHなら購入者に渡すファイルと商品ページの文・購入者向けライセンス、YouTubeならタイトル・説明・チャプター・ハッシュタグの下書き、というように投稿先ごとの一式がZIPで手に入ります。

  4. 4画像を投稿先の寸法に整える

    KDPの表紙1600×2560、Steamのカプセル画像一式、音楽のジャケット3000×3000、縦読みの分割(幅800px)などを、ブラウザの中で作れます(アップロードはしません)。

  5. 5チェックリストを埋めてから出す

    権利・来歴・AIの申告・投稿先の規約・全年齢の5つを、投稿先ごとに確かめます。下書きの文は自分の言葉に直してから使ってください。

投稿先ごとのキットに入るもの

キットの文はどれも下書きです。投稿先の最新の案内と見比べて、自分の言葉に直してから使ってください。

  • Amazon KDP:EPUB(日本語は縦書き)、登録欄の下書き(内容紹介・キーワードの候補)、AI申告の答え、表紙の仕様
  • 連載・支援サイト(Patreon・note・Substackなど):1話ずつの「無料/支援者限定」の分け方の提案と予告文
  • BOOTH・Gumroad・DLsite・itch.io:購入者に渡すEPUB・DOCX・TXT、商品ページの文、購入者向けライセンスのひな形
  • キャラ素材集:商用利用ライセンスのひな形、商品ページの文、素材の寸法の一覧
  • YouTube・Shorts・TikTok・Reels:タイトル案・説明・チャプター・ハッシュタグとAIラベルの案内
  • Steam・itch.io(ノベルゲーム):ストアページの文とContent SurveyのAIの文、カプセル画像の寸法
  • 縦読み漫画・音楽:作品紹介と各話の題、配信のメタデータと配信代行のAIの方針

「稼げる」の数字の読み方

プラットフォームが公表する数字は、作り手全体への支払いの合計や、流通額です。たとえばSpotifyで10万番目に位置するアーティストが2025年に生み出した使用料は7,300ドル超でした。収益は一部の上位に大きく偏ります。

数字は「市場がある」ことの目安であって、自分が得られる額ではありません。収益はプラットフォームの規約・審査・作品の人気によります。

やってはいけないこと

  • AIの使用を隠す・申告を軽くする
  • 既存の作品・特定の作家の作風・実在の人物の姿や声に似せて売る
  • 成人向けのプラットフォームに出す(BunChoのキットは全年齢の作品が対象)
  • Robuxなどゲーム内の通貨を公式の仕組みの外で売買する

よくある質問

AIで書き直した文章もKDPで申告が必要ですか?

KDPの定義では、自分で書いた文をAIで直した・点検したものはAI-assistedで、申告は不要です。ただし書き直しで文がほぼ置き換わっているなら、AI-generatedを選ぶのが安全です。BunChoのキットは書き直しの割合が多いと重い方を勧めます。

キットの書き出しにクレジットはかかりますか?

かかりません。キット・画像を整える・AI利用記録はAIを呼ばず、無料です。

BunChoは投稿先と提携していますか?

いいえ。各社が公開している仕様とルールに合わせて、ファイルと下書きを用意しているだけです。

この記事で確かめたページ

  1. Amazon KDP Content Guidelines(AI-generated content) kdp.amazon.com・一次情報
  2. YouTube ヘルプ:改変または合成されたコンテンツの開示 support.google.com・一次情報
  3. pixivFANBOX:「AI生成コンテンツ」とは何ですか? fanbox.pixiv.help・一次情報
  4. BOOTH:AI生成作品への対応強化(2025-07-18) booth.pm・一次情報
  5. DLsite:「AI生成作品」「AI一部利用」項目の新設 info.eisys.co.jp・一次情報
  6. Steamworks:Content Survey partner.steamgames.com・一次情報
  7. TuneCore Japan:AIを使用したリリースに関するガイドライン support.tunecore.co.jp・一次情報
  8. Spotify Loud & Clear 2026 newsroom.spotify.com

機能・料金・画面は2026年10月12日時点のものです。変わることがあるので、最新の内容は使い方・料金のページで確かめてください。画像はAI BunChoの実際の画面と、スタジオで作った見本です。

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