作り方ガイド 最終更新

Claudeで書いた小説の矛盾を5分で点検する|年齢・見た目・名前・伏線・時系列

取り込みページのチェック結果。直す候補の件数、章ごとの原文の引用、置き換えの差分が並んでいる
自社の見本の抜粋を取り込んだときのチェック結果(実際の画面)

AIと一緒に書くと、章をまたいだ小さな食い違いが増えがちです。会話のたびに前の章をすべて覚えているとは限らないからです。この記事では、Claudeで書いた原稿をAI BunChoの無料の取り込みページに入れ、5分ほどで矛盾の候補を洗い出して直すまでを、実際の画面で説明します。

AIと書いた原稿に起きやすい食い違い

Claudeのような対話型のAIは、長い原稿を何回かに分けて書くことが多くなります。その結果、第1章で17歳だった人物が第4章で16歳になっていたり、名前の書き方が途中で変わっていたりします。1つ1つは小さくても、読者は気づきます。

人が読み直して探すと時間がかかるので、まず機械的に候補を出し、人が判断する、という順番にすると早く終わります。

点検の手順(5分)

  1. 1Claudeから原稿を書き出す

    Claudeの会話から本文をコピーするか、まとめた原稿をMarkdown(.md)やWord(.docx)で保存します。章の頭に「第一章」「第2話」「Chapter 1」のような見出しがあると、章ごとに分かれます。

  2. 2取り込みページに入れる

    bun-cho.work/import を開き、ファイルをドロップするか「テキストを貼り付け」に貼って「変換する」を押します。登録は不要で、変換もチェックもブラウザの中だけで行い、原稿はサーバーに送りません。

    取り込みページの「テキストを貼り付け」タブ
  3. 3チェック結果を読む

    変換が終わると「チェック結果」が出ます。上に「直したほうがよさそうな箇所」と「確認したい伏線」の件数、下に指摘が1件ずつ並びます。各指摘には、何章のどの文かと原文の引用が並べて表示されます。

  4. 4置き換えで済むものは「その場で直す」

    年齢・髪の色・名前の表記のように置き換えで直るものには、赤(消える所)と緑(入る所)の差分が付いています。「その場で直す」を押すと原稿に反映され、「元に戻す」で取り消せます。直した原稿はバックアップのZIPやMarkdownにも反映されます。

    直した箇所の一覧と「元に戻す」ボタン
  5. 5違う指摘は「違う」で消す

    わざとそうしている所(髪を染めた、偽名を使っている など)は「違う」を押せば消えます。「役に立った」「違う」は、チェックの改善に使います(送るのは指摘の種類だけで、原稿の文章は送りません)。

  6. 6書き直しが要るものは「保存してStudioで直す」

    退場した人物の再登場や、知る前に知っている台詞は、文を書き直す必要があります。「保存してStudioで直す」を押してログインすると、作品として保存され、スタジオの「物語のリファクタ」が指摘つきで開きます。「この指摘を直す」で依頼文に入れ、影響する章を確かめてから、AIの差分を見て採用するものだけを当てます。

    「保存してStudioで直す」ボタン

何を見ているか

チェックはすべてルールで行い、AIは使いません。次の8種類を見ています。

種類見ていること
年齢同じ人物の年齢が、時間が進んでいないのに違う。「三年後」なのに同じ年齢
見た目髪・目の色が途中で変わる(染めた・変装の説明があれば除く)
名前の表記カイル/カイール、斎藤/斉藤のような書き方の揺れ
一人称「俺」の人物が一度だけ「僕」と言う(敬語の場面は除く)
退場した人物亡くなった・町を去った人物が、今の場面に出てくる(回想・夢・電話は除く)
知る前に知っている第5章で知るはずのことを、第2章の台詞で話している
伏線目立つ形で出た物(古い鍵、封をした手紙など)が、その後一度も出てこない
時系列日付が前に戻る、「翌日」なのに季節が違う、曜日が暦と合わない

どのくらい当たるか(正直な数字)

私たちは、ルールを見ていない別の書き手に、問題を仕込んだ原稿と問題の無い原稿を書いてもらい、チェックの当たり具合を測りました。ルールの調整に使っていない方の原稿(ホールドアウト)では、出した指摘のうち正しかったのは87.5%(適合率)、仕込んだ問題のうち見つけられたのは35%(再現率)でした。問題の無い原稿では、指摘は1件も出ませんでした。

つまり、出た指摘はたいてい本物ですが、見落としは多く、人の編集者の代わりにはなりません。「ここは必ず見る」という最初のふるいとして使ってください。

点検のあとにできること

Studioに保存した原稿は、そのまま続きを書いたり、名場面を4コマやページ漫画、縦型の動画にしたりできます。設定を変えたとき(ある人物を生存させる、など)は、物語のリファクタで影響する章をまとめて直せます。

ClaudeはAnthropic社のサービスです。AI BunChoとAnthropic社に提携関係はありません。ここでは、Claudeで書いた原稿を仕上げる道具として説明しています。

よくある質問

無料ですか?登録は要りますか?

取り込みとチェック、その場での置き換えは、登録なし・無料です。Studioに保存してAIで書き直すときだけログインが要ります(初めての方は7日間無料で試せます)。

原稿がサーバーに送られることはありますか?

取り込みページでの変換とチェックは、ブラウザの中だけで行います。「保存してStudioで直す」を押したときだけ、作品として保存するために送ります。

ChatGPTや他のツールで書いた原稿でも使えますか?

使えます。Word・Googleドキュメント・Markdown・Scrivener・テキストなら、どのツールで書いたものでも取り込めます。

中国語や英語の原稿も点検できますか?

英語の原稿は /en/import で同じチェックが動きます。中国語の原稿は取り込めますが、このチェックは今のところ日本語と英語だけです。

この記事で確かめたページ

  1. AI BunCho 無料の取り込み・変換(チェック結果つき) bun-cho.work・一次情報

機能・料金・画面は2026年10月13日時点のものです。変わることがあるので、最新の内容は使い方・料金のページで確かめてください。画像はAI BunChoの実際の画面と、スタジオで作った見本です。

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